嫌な人を消す方法 ― 自分軸と責任
- Mitsu Emig
- 9月30日
- 読了時間: 3分
前回までは「感情のリモコンを取り戻す」ことについてお話ししました。今回は結論です。
自分軸とは何か?
「自分の人生を、自分の感情で人に左右されないで生きる」これをよく “自分軸で生きる” と表現します。
でもここには落とし穴があります。自分軸で生きるとは、同時に“自分の責任で生きる”ということでもあるのです。
嫌いな仕事を続けるとき
たとえば「会社が嫌いだ」と思うとします。その根底に「本当はこの仕事を選びたくなかった」という気持ちがあるのに、嫌なことを続けていくと、理由づけが必要になってきます。
「上司が嫌だ」「人間関係が合わない」「仕事のやり方が気に入らない」
そうやって「あれが嫌」「これが嫌」が積み重なっていくのです。
自分の選択と責任
けれど大前提として、誰も今の仕事に強制的に就かせたわけではありません。職業選択の自由 は基本的人権です。つまり、自分で選んだ仕事なのです。
だからこそ、自分の人生を自分の選択で生きるなら、その責任も自分で引き受けなければならないのです。
他人のせいにするという逃げ道
責任を取りたくないとき、人は「誰かのせい」にしがちです。「上司が悪い」「同僚が嫌だ」「環境が合わない」
誰かのせいにするということは、裏を返せば「自分は悪くない」となることです。一見、自分を守っているように思えるかもしれません。
でも実際には、「自分は悪くない」と思った瞬間、何も変えることはできなくなります。それは心理学でもよく言われることです。
さらに「自分のせいではない」と考えると、自分は被害者という立場に立つことになります。
そして心理学では、この 被害者意識(victim mentality) こそが最もパワーを失わせるものだと言われています。
パワーを取り戻すために
本当に自分にパワーを与えたいなら、被害者意識を手放す必要があります。「私は自分で選んだ」「だから変えることもできる」そう認識したときに初めて、主体性とエネルギーが自分に戻ってきます。
結論
嫌な人を消すとは、相手を排除することではない
感情に振り回されないこと、自分の選択に責任を持つこと
そして、被害者意識を捨てること
この3つを合わせて初めて、本当の意味での「自分軸」 が立ち上がります。
嫌な人に支配されるのではなく、自分の人生を自分で選び、自分にパワーを与える生き方を。
そこにこそ、自由と強さがあります。
次回からは別のトピックになります。ご希望などありましたら是非お聞かせくださいね。
エミッグ美津 | Mitsu Emig
ニューヨーク拠点 認定ヒプノセラピスト・コーチ
米ミシガン大学 ソーシャルワーク修士(MSW)
ハーバード大学(ラドクリフ)マネジメント課程修了
Zoomまたはマンハッタン対面セッション対応中
普段は、潜在意識の書き換えを通じて感情と現実を変えるサポートをしています。
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