嫌な人を消す方法 ― 目的と脳の仕組みから考える
- Mitsu Emig
- 9月15日
- 読了時間: 3分
「嫌な人を消す方法」と聞くと、多くの人は感情の扱い方をイメージします。しかし本当に大切なのは、「自分はなぜここにいるのか」 を思い出し、さらに脳の仕組みを理解することです。
1. そもそも、なぜここにいるのか?
例えば会社にいる目的は「成果を出すこと」「チームの生産性を高めること」です。決して「人にどう思われるか」や「嫌な人に心を乱されること」ではありません。
家庭なら「安心や信頼を築くこと」、学びの場なら「成長すること」や「貢献すること」。
つまり、その場にいる存在目的を再確認することが、最初のステップなのです。
2. 感情にフォーカスするとどうなるか?
「あの人が嫌だ」「許せない」と意識を向けると、脳はその対象ばかりを拾い上げます。これは カラーバス効果 や RAS(網様体賦活系) の働きです。
カラーバス効果:意識したものが目に飛び込んでくる現象
RAS:膨大な情報から「自分に重要」と認識したものだけを意識に上げる脳のフィルター
つまり「嫌だ」と思えば思うほど、その人や出来事に関連する情報ばかり見えてしまい、ますます感情を揺さぶられやすくなるのです。
3. フォーカスを切り替える問い
感情に振り回されそうなときは、自分にこう問いかけてみましょう。
「私は今、この場で何を成し遂げるためにいるのか?」
「この状況で、目的に沿った最善の行動は何か?」
問いを変えるだけで、脳のフィルターが切り替わり、感情ではなく目的に意識が戻ります。
4. 本当の意味で「嫌な人を消す」とは?
「嫌な人を消す」とは、相手を物理的に排除することではありません。自分の目的にとって不要な存在を、意識のフィルターから外すことです。
その瞬間、相手は「気分を乱す存在」から「ただの背景」へと変わります。自分は本来のエネルギーを「目的」に集中させることができるのです。
まとめ
嫌な人に心を乱される前提で生きると、人生は常に他人次第になる
しかし「自分の存在目的」を再確認することで、主体性を取り戻せる
脳の仕組み(カラーバス効果とRAS)は、意識の向け先を選んだ瞬間に働く
だから「嫌な人を消す」とは、意識のフィルターを切り替えること
嫌な人に支配される人生ではなく、目的を軸に、自分が望む現実を選ぶ人生を。
それが本当の自由と生きやすさにつながります。
次回は、このテーマをさらに掘り下げてお伝えします。
エミッグ美津 | Mitsu Emig
ニューヨーク拠点 認定ヒプノセラピスト・コーチ
米ミシガン大学 ソーシャルワーク修士(MSW)
ハーバード大学(ラドクリフ)マネジメント課程修了
Zoomまたはマンハッタン対面セッション対応中
普段は、潜在意識の書き換えを通じて感情と現実を変えるサポートをしています。
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